📅開催日時: 2026年5月28日 13:30-14:30
📍場所: 東京大学理学部7号館2階214号室, 東京, 日本
Animāre(アニマーレ)の第3回ミニトークはNicolas Nghiem氏に「Crowds in VFX: an introduction to the discipline, its toolset and its benefits」と題して講演していただきます。 Animāre(アニマーレ)についてはこちら。
Crowds(群衆表現)は、CG映像制作の中でも専門性の高い分野です。もともとは「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する大規模な戦闘シーンのような、膨大な数のキャラクターアニメーションを扱うために発展してきました。その後、多くのスタジオでは、より小規模なショットにおいても、すべてをキーフレームで制作するよりコスト効率の高い手段として取り入れられるようになり、アニメーションの品質と制作効率のバランスを取る方法として活用されています。
この分野には、CG制作の強みと難しさがよく表れています。既存資産の再利用、制御されたイテレーション、プロシージャルな手法を活かせる一方で、膨大なパラメータを持つシステムに対して、アーティストが直感的に扱え、なおかつ細やかに調整できる操作性をどう提供するかが大きな課題になります。本講演では、Crowdsという分野の考え方と強みを概観し、実際にその制作現場で使われるツールを設計する際のアプローチを紹介します。
Nicolas Nghiem氏は、École polytechniqueで応用数学とビジュアルコンピューティングを学び、修士号を取得しました。在学中は、モーションキャプチャーデータの計算解析に取り組みました。現在はIndustrial Light & Magic(ILM)のロンドン・スタジオでCrowd/FX 3D Artistとして活動し、Crowd Area Tech Leadを務めています。
主な関心は、同部門のアーティストにとって使いやすいツールとワークフローを整えることにあります。映画VFX制作では、ショットの規模も求められる表現の水準も年々高まり、ツールセットも絶えず変化しています。そうした環境の中で、アーティストが創造的なコントロールと表現力を保ちながら制作に集中できるよう、ツールと制作現場の間に生じる摩擦を減らすことに取り組んでいます。
東京大学へのアクセスマップと、構内のキャンパスマップをご参照ください。
理学部7号館に到着したら2階の214号室に直接お越しください。